今回も前回に続き縄文時代の土偶の話題からです。
縄文土偶は、国内では東北、特に青森県から多く出土されていますが、中でも三内丸山から多く出土されています。縄文土偶では、亀ヶ岡の遮光器土偶が有名で技術的にも素晴らしいものがあります。この遮光器土偶では、目の部分が特徴的で、その形状から北極圏のイヌイット族のゴーグル、遮光器が似ていることが知られています。それにしても、あの全体的なフォルムは単に人間の服装ではなく宇宙服ではないかとするユニークなものでも知られています。宇宙服、宇宙人説は面白いのですが、形状からは実用的とも思えないものでもあります。いずれ、ムー的に想像するのは楽しいものです。
さて、今回は盛岡特派員の落合昭彦氏に電話で今年の抱負などを伺いました。暮れにお会いした際には花巻で不思議研究所をやることになったとのことでしたが、「えふえむ花巻」の年末、年始の番組でも不思議研究所をやると宣言されたようですので、今後が楽しみです。
えふえむ花巻:落合昭彦局長(FMOneアナウンサー)
元テレビ東京社員、元岩手めんこいテレビアナウンサーテレビ、ラジオ界に長年従事、司会などでも活躍中不思議な世界、特に歴史的な不思議やオーパーツなどに興味を持っている。
<鹿角不思議研究所の盛岡特派員としてご協力いただいています>
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情報員からのメール
◇悪の漢学者さん
東京都の上野の森美術館で開催中の生頼範義(オウライ・ノリヨシ)展を見て来ました。
新聞広告の人物画や本の表紙、ゴジラやスター・ウォーズのような世界的特撮映画のポスター等で有名な画家。どうしてそれを鹿角不思議研究所に報告するのか、それは月刊ムー最初期の表紙を描いていたのが生頼氏だから。会場内にはムーの実物や、創刊号表紙の原画も展示されていました。生頼氏の作品は迫力があり過ぎて、場合によっては映画自体の出来を超越している、つまらない映画でも期待させてしまうという功罪がある。生頼展の後は近所の国立科学博物館の古代アンデス文明展と南方熊楠展を見ました。東洋学に強い東京国立博物館は漢学者として何度も見学していますが、実は科博の見学は三十年振り。日本でも有名なナスカ地上絵やインカ帝国の他、南米大陸でのいくつもの文明の興亡を一堂に展示。ミイラや骸骨等、かなり生々しい、強烈なのもありました。南方熊楠は一言では形容できない多才な人物。彼の人物や行動も不思議に満ちている。
(展示室内の写真は許可された区域で撮りました)
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